FRS/ERS リスティング

1990年にカイロプラクティックを学び初めた時に習ったリスティングは横突起を基準とした評価だった。
LPIとかLPSなどの表記で、LPIは左の横突起が後方で下方ってことなので、LPIは左側屈左回旋になる。習い始めた頃は屈曲だの伸展だのはあまり考えてなかった気がする。
3年後にオステオパシーに出会い学び始めてからはFRSやERS表記のリスティングになっていった。オステオパシーに出会ってからは否応なしに屈曲と伸展は考えなくてはならなかった。
当時はFRS右だとしたら屈曲して右回旋右側屈していると思っていた。
がしかしThe muscle energy manualの書籍に出会ってから自分の考え方が間違っていたことに気付く。
先ずメジャーとマイナーの考え方
50%以上の滑走制限を伴うものはメジャーそれ以下はマイナーな制限として扱っている。
メジャーが問題が大きいわけではなく、メジャーもマイナーもどちらも問題。
この理解がないと腹臥位での触診での診断に誤診を招く。
マイナーでは腹臥位の状態だと変位が現れていない可能性があるからだ。
例えばマイナーのFRS右は中立位では検出されないかもしれない、メジャーなら検出されるだろう。
屈曲して右回旋右側屈方向へは健全に動く。
屈曲していけば左側屈にも動けるようになる(屈曲の度合いはメジャーなのかマイナーなのかによる)
右回旋右側屈が観察されるのは伸展位になったときである。
カイロプラクティックを学び始めてこのFRS/ERSの考え方が理解できるようになるまで10年はかかったかも。
私がJCOに在学中のMETの授業ではC1の動きは回旋だけだからと習い、可動制限側に回旋させ、戻すように力を入れてもらい、それに拮抗する抵抗を加えるってやり方でした。
今考えるとAAの関節面構造を考えていないあり得ないやり方だったな

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です