1月のスケジュール

1月のスケジュール
9・16・23・30日(水)午前講義・西荻オステオパシーセンター(午後1時~7時)
10・17・24・31日(木)西荻オステオパシーセンター
19日(土)Mobility午前中のみ

今年4月より木曜日はMobilityでの施術となります

仙骨の適応

ミッチェルはこう語っている。

「仙骨は脊椎運動によって加わった力と、骨盤内部で変化する力に反応し、適応して動く」

この考えは直接法の講義を教えているだけの時は正直持っていなかった。MMETを教えるようになってから考えるようになった。

適応してそのようになっている物にアプローチしても無意味だし、施術も限りある資源と考えれば資源の無駄遣いでもある。2015WCPTでの講演で、スタートバックツールでのリスク分けは過剰な医療の介入と、無駄な治療者の負担軽減も考えられていた。ここでは社会心理的な疼痛スパイラルについて考慮されていた。

メカニズムを知ると腰椎の施術が仙骨にかなりの変化を与えるのが理解できる

一見主要な病変に見えるが、適応によるものだと鑑別する事がとても重要。

確かLASでも仙骨は柔軟性があり適応能力が高いので最後に施術すると記載されていた気がする。ミッチェルと同じことを言っているのだろう。

MMETでの前方寛骨

MMETでの前方寛骨へのテクニックは今までは伏臥位でのバージョンを教えられてきた、これはミッチェル・シニアのテクニックであったようだ。
ミッチェルJrは側臥位の手数の多いテクニックを使っている。
伏臥位のテクニックより側臥位のテクニックの方が効果的であると書籍には書かれている。

今まで行ってきたものとかなり考え方が違っていて、複雑になっている、しかも収縮の力もかなり細かい指示が出ている。追い込み方も伏臥位のバージョンとまるで違う。

もう別物のアプローチと言っていいだろう。

この書籍の翻訳出版に携わるようになり、多くの発見とかなりの変更が必要になったがとても興味深い。

JOA/JCOのMETは今年から相当変わります。

年内の施術は終了致しました。
新年は1月7日からスタートです。

繰り返される腸骨筋のテンダーポイント(TP)

繰り返される腸骨筋のTP
なんでだろう?と考えていた
最近、前方回転寛骨を引き起こす大腿四頭筋の軟部組織を積極的に取り入れてこちらを先にアプローチするようにしたら腸骨筋のTPがなくなることが多いことに気づく。
明らかに大腿四頭筋の緊張があるが膝蓋腱にTPは無いことが多い。

だかabL2は残る、腸腰筋と似たような感じの作用とイメージしがちだが、腸骨筋はやはり寛骨にダイレクトに作用してるんだな

腸骨筋と大腿四頭筋(内転筋も影響あると思う)はコンボで考えると腹直筋からの連続でもある。
腹直筋は肋間神経だとTh7~Th12腸骨下腹神経L1

腸骨鼠径神経・閉鎖神経・大腿神経と鼠径部を越えて密接に関係している。
腹直筋と四頭筋や内転筋などのバランスは恥骨にも影響を及ぼす原因でもある。

腸骨筋と大腿四頭筋ともにL2~L4ってこともお互いに関連している可能性はあるだろう。

MMETの資料を作らなきゃいけないのだけど、気になると脱線して調べ物モードになって進めない 笑

捻挫へのオステオパシー的アプローチ

捻挫に対してどのように対応するのか?

ピッチサイドですぐ復帰させるなら、オタワアンクルルールでチェックしてFDMだろう。

時間がある場合
オタワアンクルルールでチェック
アイシング、キツめにラップ巻いて圧迫挙上で8分
この間に胸鎖乳突筋・斜角筋のARTチェック→胸骨角(T1/T2・rib1/rib2含む)→胸骨→縦隔 MMET メインポンプが動けるようにと圧力勾配の最適化
横隔膜 ダイレクト メインポンプON
鼠径部・骨盤隔膜 LAS バルブを開く
膝窩 LAS バルブを開く

ここから胸管から下肢へのリンパ・動静脈をSCSでアプローチ 循環系を活性化させ浮腫の軽減(ここまででアイシングの8分は終わると思う)

足関節部はLASかSCSを使う、場合によってはFDMも。
健側の臀部・大腿部の軟組織も必要なら加えるかも
再チェック
必要ならエラスティックテーピング

と今の私ならこのようなアプローチになるだろう
オステオパシーでも複数のテクニックを組み合わせたアプローチとなり、どれか一つのテクニックではないです。

何を行いたいか?それにマッチするテクニックを採用する感じです。

積み重なる傷害と適応

「積み重なる傷害と適応」このテーマをインターン生と新卒に理解できるか質問してみた。
1週間ぐらいかかって途中模型などで説明して、さらに自分なりに図を書いてみたりしてやっと理解できたようだ。
この図が良く出来ていたりする、確実に私よりソフトの使い方は上のレベルだ 
マトリックスな領域なので文章にされると理解は難しいところではある。

適用と代償も混同しないで使い分けることも必要

L5FRS左に更にL4FRS左が積み重なった上のL3からの適用のカーブL3NRS左なのかL5FRS左への適用のL4NRS左なのかの鑑別診断。分節筋なのか起立筋群なのか混同しないで考える必要がある。

屈曲を導入した時のベースフラットでの側屈がマトリックスでありFRS左なのかNRS左なのか判断がつかない事。

理解してもらえれば臨床で一歩立ち止まって、おや?これはひょっとしてと思えることだろう。

悩んで考えて理解できたことは忘れないだろう

オステオパシーはテクニックじゃない哲学や考え方だ、なのでテクニックを教えるんじゃなく何故を教えるべきだろうと思う。

スティルも哲学や解剖については細かくその重要性は伝えていたがテクニックはほとんど伝えていなかったのが物語っている。

どんな病変なのか?何がそうさせているのかがわかればテクニックは自由自在に使えると思われる。

LPL5のテンダーポイントの考察

LPL5のテンダーポイントはPSISの2.5cm下
股関節90°屈曲で大腿内旋位
昔は骨盤20°回転だったけど近年のゲーリング先生はほぼフラットで内旋メインである。
当時これは何をターゲットにしてるんだろうか?
前仙腸靭帯を短縮させてるのかななどと思っていた。

最近の自分なりの考えは(ゲーリング先生から聞いたわけではないのであくまで自分が思ってる事です)

このポジションは大臀筋の上部線維が収縮したポジションなのでそれを他動で行った場合、短縮して弛緩するポジションになるだろう。
PSIS以下では大殿筋と多裂筋の浅層が結合してきてるポイントでもあり、L5から伸びる多裂筋上にTPもとってる気がする。大殿筋上部線維と下部線維の境目ぐらいな感じだ。

そう考えるとL5が表記されている理由にもなるんじゃないかとも思われる。

腰方形筋→LP5L→梨状筋のコンボも腸肋筋と腰方形筋
深筋膜の境目から出てくる上殿皮神経は、腰痛の痛みの知覚経路であるので、腰方形筋と大殿筋を連続して弛緩させることはこの疼痛知覚を減らすだろうし、大殿筋の弛緩はSIJOの可動性回復にもなっていくだろう。

さらに梨状筋を連続で取ることによって、大殿筋と梨状筋が双方弛緩すれば坐骨神経から下肢への影響も改善される。
同じ神経支配の母趾屈筋まで考えると抹消までの全体のリリースが行えるってのもなるほど理にかなってる。

大殿筋と梨状筋の収縮のベクトルはS3での下横軸付近の斜軸形成のピポットにもなるので仙骨病変へのなんだかの変化ももたらすと考えられる。

同側の腰方形筋と梨状筋へのアプローチになので後方ねじれタイプに作用するのかとも思える、これから検証していこうと思う。

MMET理論とSCSのテンダーポイントの考察③

将来SCSのインストラクター試験を受ける予定なので同僚の中島先生のSCSセミナーを毎回受講して学んでいます。

昨日のSCSセミナーで坐位での胸椎のポジショニングで感じた事がありました。

それは矢状面での屈曲・伸展の要素をいつ導入すべきなのかです。

MMETのスタートポジションと、SCSの弛緩ポイントは脊柱では微調整の違いはありますがほぼ同じになると思います。そう考えた場合、まず矢状面でのピンチギャップを作ることを行えば関節面の接触による制限が外れて綺麗に側屈出来るようになります。

昨日練習していて思いましたが、最後に矢状面の動きを導入すると最初の側屈は本来のポジションまで行けないでしょう、ラストに導入した矢状面の動きも制限された状態での小さい動きにしかならず難しくなるなと。
フライエットの法則Ⅲです。

順番として矢状面の動きと回旋でニュートラルを作り、側屈を加えていくとしっかりと病変を誇張出来るポイントにもっていけると理論的にも思われます。

MMETの理論を理解し、SCSアプローチに応用していくってのは理にかなっているのかもしれません。

MMET理論とSCSのテンダーポイントの考察②寛骨と仙骨

寛骨に対しての仙骨・仙骨に対しての寛骨を直接動かす筋は存在しないであろう。
脊柱や体幹、重力、靭帯、筋膜や下肢の影響から動かされていると思われる。

このエリアのTPを取ることによって疼痛は減少するのは経験上理解できる。さて問題はMMETでの軸を意識した検査結果がはたしてTPへのSCSで修正されているのだろうかって事だ。

MMETの検査結果でTPが予測できれば確認ができやすいのだが、上記のようなシステムだと伸張反射の筋の予測がとても困難に思える。

だがこのMMETの軸や面を考えることは動きの中でとても重要な要素であることは間違いない。

それぞれ科目が違うので評価法もアプローチも異なるのだがこれを統合させるとなると双方のアプローチの結果を他の評価法で再検査する必要があるのかもしれない。

ある程度関連性が分かってくれば、軸を意識したTPの弛緩ポジションなども考えられるのでは無いだろうか?

こんな私の好奇心を満たしてくれるような卒論は誰かやってくれないかな?そうすれば必ず卒論発表を聞きに行くんだけど。

MMET理論とSCSのPTのテンダーポイントの考察

写真1枚目はERS左だと思われる
ERS左であれば伸筋群と左側屈金と左回旋筋(伸筋としても作用)など伸張反射となるだろうからテンダーポイントは棘から左の分節筋に出ると思われる

伏臥位の状態ですでに片方のTPが前にいってるようであればそれはメジャーなのでおそらくハイリフトが必要となるだろう。じゃないとピンチギャップの中立位が起きてこないので。伏臥位でTPの差があまりないならマイナーなのでリフトは少なくて良いだろう。

基本的にジョイントの上位椎骨を病変を誇張するように動かして伸張反射の筋を弛緩させている。

TPに向かって圧縮させる力を使って伸展と側屈を作っているからTYPE2の動きになるのだと思う
もしTYPE1の病変なら上方に挙上した腕を更に左側屈を誇張するように引けばTYPE1の動きになるだろう
この時は回旋がかからないようにリフトはしないようにしなくてはならないだろう、純粋に側屈だ。
TYPE1病変なら分節筋の問題ではないのでもうちょっと外側の起立筋群にTPは存在すると思われる。

2枚目
これはERS右であろう
伸筋と右側屈筋と右回旋筋などの伸張反射であろう
なので棘から右の分節上にTPがあるだろう
どの分節筋の伸張反射がメインなのかによってTPのポイントはちょっとずれると考えられる
これもメジャーならハイリフトになるだろう
これはジョイント下位の椎骨を動かしているのだろう

もし逆サイドに圧痛点がみつかるならそれはTPではなくトリガーポイントを見つけているのかもしれない。

又は椎間関節の伸展によるオーバーストレスが知覚過敏な状態を作り圧痛として出てる場合もあるのかもしれない。
この場合ERS病変であってもそれを誇張すると更にオーバーストレスがかかるのでポジショニングしても圧痛は減らないのだと思われる。椎間関節を接触させないようにダイレクトにクリアランスを広げ滑走出来るように可動化させ角度を変えてやる必要があるだろう。ただこれは対処療法でしか無く、じゃあ何故そこに負荷がかかる構造なのかを考えて機能していないところの仕事量を増やしてあげる必要と外敵刺激での可動域確保だけでなく、自分で安定させる為の再教育が必要だと思う。