パーカッションハンマーの周波数

人間には固有の周波数があると教わった。
その周波数となる倍数の周波数をパーカッションハンマーで使用することが多い。

一番良く使っている周波数の音叉で実験してみた。
パーカッションハンマーは無段階でヘッドスピードが調整できるようになっているので、音叉に接触せず振動数で共振を起こすのかの実験してみた。
最初耳で音叉の振動音に近いものを感じようとしたが、どうしても物理的なモーター音が邪魔してイマイチ良くわからない。
0~MAXまで回転を微調整しながら探ってみたが、結果的には接触無しでは共振は起こらなかった。

パーカッションハンマーの目的は、問題のある部分のもつ周波数と同じ周波数を接触したパットとモニターする手の間の領域で作り出すこと。
同じ周波数に微調整して合わせる事になるが、おおよそのスタートする振動数はやはりこの基本の周波数に近い回転数になるだろう。そこからターゲットが振動しやすい物質なのかし難い物質なのかでスピードを調節していく。

同じ周波数がぶつかり合う事で2倍の波ができる、これが中でうねる感覚というか引っ張られる感覚になるのだろう。
この波のぶつかりがもっとお互いに先に進むと双方が打ち消す波長になり定常波が生まれる、定常波が生まれている状態はパットとモニターの間の領域で定常波が起きているので、この時は引っ張られるような吸い付くような感覚はないし、おそらく振動音も変化しているのが分かると思う。
おそらくこれがリリース徴候でゴールだと思われる。

実験では接触無しでは共振は起こらなかったわけなので、接触した状態で微調整して共振を作り出す必要がある。
ここで重要になるのパットの接触圧と方向性で、ターゲットとなる奥行きどの部分に振動を伝えるかだ。
音叉の先端ををパット近くから位置をずらしながら奥行きを変えてチェックしていくとパット圧力と振動が起きる場所の関係性が明確に伝わってくる。
過去にインターン生と卒業生にパーカッションハンマーの使い方が全くわからないので教えて欲しいと頼まれたことがあり、基本的な部分を教えたことがあるのだが、かなり感覚的な物になってしまうので教え方が難しかった記憶があるが、この音叉を使うと感覚がとてもわかりやすいと思われる。回転スピードと圧力がどのような変化を与えるのかが実際に確認できる。
教えかたの良い方法のヒントを掴むことが出来た。

あとはAttention (注意力)とIntention (意志)と極性だろうか。

薪割りで痛めた右肘をいろいろ施術してもらったけど結局1年半痛かった、
パーカッションハンマーで手首側をリリースさせたらその翌日から痛みが減りいつの間にか気にならなくなっていた。その経験からまた最近研究しだしている。
線維化して固くなり可動制限を起こしている膝蓋下脂肪体の柔軟化にもかなり使えると思われる。

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