頭頸部の回旋
頚椎の回旋(側屈を伴う)
昔カパンディで習ったのはこの図だ。
真ん中に回旋軸があってそれぞれ動いている、これだと右の関節面は伸展に左の関節面は屈曲に動くってことだろう。
頚椎は関節面が常に接触してるのでTypeⅡの動きしかできないこの図を見ても右側屈を伴った右回旋。
側屈が加わるのでセンターで回旋することは難しいよね。
ミッチェルは全く別の解釈をしている、結構カパンディの考え方に異論をとなえててて面白い。
ミッチェルはC2~C4までは左関節面に軸が形成されて右が伸展に動く(バックターン)
C5~C7は右関節面に軸ができて左関節面が屈曲に動く(フロントターン)この2種類組み合わせで典型的頚椎の能動的な右回旋がおきると予測されると書かれている。
この考え方からいくと右回旋制限があるなら、どこの分節かによっては滑走させるべき方向性は変わってくるのだろうと思う。
可動域を改善させる動的なテストでは、屈曲させるか伸展させるかで可動化させ再チェックして、問題が改善するなら結果は予測できるわけで、自身を持ってMMETでその筋の再教育を行えば良いのかもしれない。