靭帯性関節ストレイン(LAS)セミナー

昨日のLASセミナーは膝にこだわって構成してみました。
メンネルでは習わない組織的な事とLASセミナーでも習わない詳細な膝の解剖学と運動学などもプラスして。
だから進みが遅い原因だったりしますが 笑

この辺は次の直接法セミナーではもっと詳しい内容で紹介したいと思います。組織的に見つけた問題に対しての個別のテクニックになっていきます。

触診技術と問題を絞りきれなくする原因への対応手順などを理解すると、実際の臨床で何をやるべきかが明確になってくると思います。

LASのテキストのイラストは不適当なイラストも多く、テキスト通りだとうまくいかないものが多いです。
何故うまくいかないのか?やるべき事を理解してアプローチできれば結果は大きく変わってきます。

ギアを入れる圧力加減で誇張する方向が明確に現れることが分かってもらえたらと思います。

昨日話すのを忘れましたが
SCSとLASをどのように使い分けるのか?って質問ですが

私の場合
同じ姿勢からの姿勢変化時の伸張反射にはSCSを使います

急激なストレイン(捻挫など)は関節構造を止めてるロープの役割をしている靭帯にストレインがかかりますので、SCSではなくLASを選択します。
ですが靭帯のストレインがそのままの状態で、もとの長さに戻れない状態が慢性化したならSCSも必要になると考えています。

筋肉に対するLASとSCSのスタートポジションはほぼ同じ事が多いです。ただ狙ってる物のイメージが違います。
発生学的に筋膜が先でその後に筋なので、LASでは筋へのアプローチに見えますがこの筋膜のバランスポイントが重要な考え方なのだろうと思っています。
筋膜への刺激がどのようなシステムで液体の変化を起こさせるのかがLASの考え方の基本です。
なので昨日講義した2点でのバランスポイントはSCSとのイメージの違いといった感じでしょうか。

LASセミナーで講義時間に余裕があればアナトミートレイン的なキネティックチェーンを考えたLASなんかも紹介したいなとも思いますが、そんな時間はないかな?

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です