大腰筋と内腹斜筋

大腰筋(abL2)とAT12
大腰筋や腹斜筋の呼吸運動障害が腰痛を引き起こす確率は15%未満だとの話をMMET国際セミナーで聞いた。

もし大腰筋に呼吸運動障害があるのなら一日に15000~20000回も吸気時に緊張を起こすことになる。
これはコアの不安定性にもつながるだろう。

AT12のTPはおそらく内腹斜筋だと思われる。ケンダルの図を見てもらうとわかりやすい。

内腹斜筋の神経支配は
肋間神経(T5~T12)、腸骨下腹神経(T12~L1)、腸骨鼡頚神経(L1~L2)
神経支配的にみてAT12と言われてのも納得。
だが内腹斜筋の筋の走行に対してポジショニングが、回旋がクロス方向なのが完全には一致しないところではある。側屈重視か?

大腰筋と内腹斜筋は同側で同時に呼吸機能障害を起こしやすいとも語られていた。AT12は側屈的なポジションになるので腸骨筋との連動ででるというより大腰筋との連動で出やすいと考えたほうが腰椎エリアの側屈と考えれば筋が通ると思われる。

この事からAT12とabL2が同じ側に有るならまず、呼吸機能障害を疑い検査して存在していれば施術をして、もう一度TPが存在し続けているか確認するステップを最近取り入れた。
15%未満の確率だとしても取り残しや再発を防止するのにとても良いような気がする。
もちろん腸骨稜にオシレーションがあるのならまず呼吸能動運動と骨内ストレインは疑うべきだ。

MMETとSCS両方使える方、AT12とabL2が同側にあった場合呼吸運動障害がないかチェックして見て欲しい。
そして結果と再発状態を教えて欲しい。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です