MMET理論とSCSのPTのテンダーポイントの考察
写真1枚目はERS左だと思われる
ERS左であれば伸筋群と左側屈金と左回旋筋(伸筋としても作用)など伸張反射となるだろうからテンダーポイントは棘から左の分節筋に出ると思われる
伏臥位の状態ですでに片方のTPが前にいってるようであればそれはメジャーなのでおそらくハイリフトが必要となるだろう。じゃないとピンチギャップの中立位が起きてこないので。伏臥位でTPの差があまりないならマイナーなのでリフトは少なくて良いだろう。
基本的にジョイントの上位椎骨を病変を誇張するように動かして伸張反射の筋を弛緩させている。
TPに向かって圧縮させる力を使って伸展と側屈を作っているからTYPE2の動きになるのだと思う
もしTYPE1の病変なら上方に挙上した腕を更に左側屈を誇張するように引けばTYPE1の動きになるだろう
この時は回旋がかからないようにリフトはしないようにしなくてはならないだろう、純粋に側屈だ。
TYPE1病変なら分節筋の問題ではないのでもうちょっと外側の起立筋群にTPは存在すると思われる。
2枚目
これはERS右であろう
伸筋と右側屈筋と右回旋筋などの伸張反射であろう
なので棘から右の分節上にTPがあるだろう
どの分節筋の伸張反射がメインなのかによってTPのポイントはちょっとずれると考えられる
これもメジャーならハイリフトになるだろう
これはジョイント下位の椎骨を動かしているのだろう
もし逆サイドに圧痛点がみつかるならそれはTPではなくトリガーポイントを見つけているのかもしれない。
又は椎間関節の伸展によるオーバーストレスが知覚過敏な状態を作り圧痛として出てる場合もあるのかもしれない。
この場合ERS病変であってもそれを誇張すると更にオーバーストレスがかかるのでポジショニングしても圧痛は減らないのだと思われる。椎間関節を接触させないようにダイレクトにクリアランスを広げ滑走出来るように可動化させ角度を変えてやる必要があるだろう。ただこれは対処療法でしか無く、じゃあ何故そこに負荷がかかる構造なのかを考えて機能していないところの仕事量を増やしてあげる必要と外敵刺激での可動域確保だけでなく、自分で安定させる為の再教育が必要だと思う。