複式呼吸の罠

なんとなく世間では複式呼吸を推奨する感じがあると思う。

クライアントでボイストレーナーの方で長年複式呼吸をしてきた方の上部縦隔は、実はかなり硬く機能しているとはとてもいいがたい。

吸気でお腹に入れることを常に考えて、呼気では長く吐こうとするので緊張させて吐こうとするのであまり弛緩しない。
これ呼吸を使うMMETだととても施術がやりにくくうまくいかない。

お腹ばかり膨らんで上部縦隔はあまり膨らまず、結果胸骨角の動きもとても少ない。
肺も後方にはエアをあまり入れてない感じ。

これだと上部縦隔の柔軟性がないので、吐ききった後の弾性の戻りが起きない、そうなると静脈やリンパの吸引ができない事になるので、圧力勾配を使った循環システムは活性化しないんじゃないかと思われる。

がしかしこの腹式呼吸を長年続けてきた人の呼吸を変えるのは至難の業でとても大変。

発声的には腹式呼吸がいいらしいのもなんとも

ジレンマ

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