仙骨の適応

ミッチェルはこう語っている。

「仙骨は脊椎運動によって加わった力と、骨盤内部で変化する力に反応し、適応して動く」

この考えは直接法の講義を教えているだけの時は正直持っていなかった。MMETを教えるようになってから考えるようになった。

適応してそのようになっている物にアプローチしても無意味だし、施術も限りある資源と考えれば資源の無駄遣いでもある。2015WCPTでの講演で、スタートバックツールでのリスク分けは過剰な医療の介入と、無駄な治療者の負担軽減も考えられていた。ここでは社会心理的な疼痛スパイラルについて考慮されていた。

メカニズムを知ると腰椎の施術が仙骨にかなりの変化を与えるのが理解できる

一見主要な病変に見えるが、適応によるものだと鑑別する事がとても重要。

確かLASでも仙骨は柔軟性があり適応能力が高いので最後に施術すると記載されていた気がする。ミッチェルと同じことを言っているのだろう。

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