呼吸を止めることで起こるアシドーシスとは?
ミッチェル筋肉エネルギーテクニックやサザーランドの靭帯性関節ストレインでは、良く呼吸を止めてもらったりする。
面倒くさいからやらないって人も居るのだがその重要性とメリットの理解がないからだろう。
呼吸を止めることで起こるアシドーシスとは?
血液中の酸と塩基のバランスにおいて、酸の方が優位にある状態のことで血液pHが低下している状態。
塩基が少ないことから酸性血症とも言われる。
たとえば呼吸器の病気や呼吸中枢の機能が低下すると肺で空気が上手く交換されなくなり、その結果として血液の炭酸ガス分圧が上昇し、pHが低下する。
アプローチに合わせてできるだけ長く息を止めておくことで、わずかに呼吸性アシドーシスを作り出し、筋膜の溶融はより速やかに起こる。
pHが低いほどコラーゲン分子内の水素結合がより不安定化し、結合を解除しやすくなる。
このことを利用して組織をリリースさせている。
クライアントが受け身だけであると、自分の身体は自分で治す根本的な部分が生まれてこない。積極的に施術に参加してもらうことは受け身からの脱却にもつながる。
さらに呼吸を止めることによるメリットを使わない手はない。