FRSの側屈筋
ミッチェル筋肉エネルギーテクニックにおける脊椎分節の可動制限は6つの筋肉の影響だと基本的に考えている。
屈筋・伸筋・右側屈筋・左側屈筋・右回旋筋・左回旋筋の6筋。
ここで謎になってくるのがFRS
例としてFRS右だとすると短縮してるのは屈筋と右側屈・回旋筋になる。
ミッチェルは関節内の構造物が制限の原因であるとは決めつけられない的な書き方をしていて、この6つの筋の再教育は関節の可動性を改善すると書かれている。
昔からどう考えれば良いのかと悩んで来たことだが、FRS右だとした時の右側屈筋の短縮があるとしたらどのように影響するのか。
過屈曲した時に右側屈筋が短縮しているとしたらなぜフラットになるのか?右の関節面は屈曲に伴って前方上方に移動できないんじないのかって事。でも現実は違う 謎
さらにミッチェルは6つの筋としてアプローチすれば結果はでるが必ずしも表記どおりの短縮があるわけじゃないような事もかかれている。←なるほど!
FRS右だとすると伸展時に右側屈・右回旋を誘発させるのは何なのか?
私の考えでは左の関節面の伸展筋群の抑制が可動制限を生むのかもと思い始めている。この考えはカイ先生にぶつけてみないと分からない、いやミッチェルJrにも聞いてみたい。
500ステップでの第一ステップはアウター側屈筋へのアプローチでグループ病変の事前の再教育とローテーションによる関節面の理解。
第二ステップは回旋(メイン)・側屈筋利用による伸展・側屈の導入
第三ステップは矢状面の屈曲による最終的な伸展領域の再教育
この3つのステップを見ても右側屈筋をメインターゲットにしてるアプローチはないと思われる。
脊柱で単分節の屈曲筋も場所によってはかなり微妙だ
肋間筋のクロスや腹斜筋のクロスなども関与してきそうではある。