LPL5のテンダーポイントの考察
LPL5のテンダーポイントはPSISの2.5cm下
股関節90°屈曲で大腿内旋位
昔は骨盤20°回転だったけど近年のゲーリング先生はほぼフラットで内旋メインである。
当時これは何をターゲットにしてるんだろうか?
前仙腸靭帯を短縮させてるのかななどと思っていた。
最近の自分なりの考えは(ゲーリング先生から聞いたわけではないのであくまで自分が思ってる事です)
このポジションは大臀筋の上部線維が収縮したポジションなのでそれを他動で行った場合、短縮して弛緩するポジションになるだろう。
PSIS以下では大殿筋と多裂筋の浅層が結合してきてるポイントでもあり、L5から伸びる多裂筋上にTPもとってる気がする。大殿筋上部線維と下部線維の境目ぐらいな感じだ。
そう考えるとL5が表記されている理由にもなるんじゃないかとも思われる。
腰方形筋→LP5L→梨状筋のコンボも腸肋筋と腰方形筋
深筋膜の境目から出てくる上殿皮神経は、腰痛の痛みの知覚経路であるので、腰方形筋と大殿筋を連続して弛緩させることはこの疼痛知覚を減らすだろうし、大殿筋の弛緩はSIJOの可動性回復にもなっていくだろう。
さらに梨状筋を連続で取ることによって、大殿筋と梨状筋が双方弛緩すれば坐骨神経から下肢への影響も改善される。
同じ神経支配の母趾屈筋まで考えると抹消までの全体のリリースが行えるってのもなるほど理にかなってる。
大殿筋と梨状筋の収縮のベクトルはS3での下横軸付近の斜軸形成のピポットにもなるので仙骨病変へのなんだかの変化ももたらすと考えられる。
同側の腰方形筋と梨状筋へのアプローチになので後方ねじれタイプに作用するのかとも思える、これから検証していこうと思う。