MMET理論とSCSのテンダーポイントの考察②寛骨と仙骨
寛骨に対しての仙骨・仙骨に対しての寛骨を直接動かす筋は存在しないであろう。
脊柱や体幹、重力、靭帯、筋膜や下肢の影響から動かされていると思われる。
このエリアのTPを取ることによって疼痛は減少するのは経験上理解できる。さて問題はMMETでの軸を意識した検査結果がはたしてTPへのSCSで修正されているのだろうかって事だ。
MMETの検査結果でTPが予測できれば確認ができやすいのだが、上記のようなシステムだと伸張反射の筋の予測がとても困難に思える。
だがこのMMETの軸や面を考えることは動きの中でとても重要な要素であることは間違いない。
それぞれ科目が違うので評価法もアプローチも異なるのだがこれを統合させるとなると双方のアプローチの結果を他の評価法で再検査する必要があるのかもしれない。
ある程度関連性が分かってくれば、軸を意識したTPの弛緩ポジションなども考えられるのでは無いだろうか?
こんな私の好奇心を満たしてくれるような卒論は誰かやってくれないかな?そうすれば必ず卒論発表を聞きに行くんだけど。