背部の連携
ジョーンズSCSの背部の3つの連携でのアプローチを考える。
同側の腰方形筋→LPL5→梨状筋の連携
これはまだ私の中で消化しきれていない部分が多い。
そんな中Myofascial Pain 3thのP502の図50-6持ってる人は確認して欲しいのだが、この図は腰方形筋のトリガーポイントに付いて説明されている。
横突起に近いエリアの深い部分のTrPで上部は仙腸関節部に、下部は臀部の低い位置に放射痛が出現しやすいと書かれている。
また腰方形筋はどこの部分でもトリガーポインとが発生しやすいとも書かれている。
梨状筋のトリガーの放射ポイントともちょっと違う感じなのだが、腰方形筋絡みのトリガーの影響は腰方形筋→LPL5→梨状筋
の連携にはあるのではないかと思われる。
ジョーンズSCSでのテンダーの触診ポイントは外側上部になると思われる。
ゲーリング先生も、短縮させながら表層をマニピュレーションしていたりするので、腰方形筋のTPと起立筋のTrPの複合かと思っていたがこの図を見ておやっ?と気になりだした。
自動運動なのでトリガーなのかテンダーなのかの区別をしっかり行うのも大事かもしれない。
腰方形筋が下部に影響を与えるのか、梨状筋が上部に影響を与えるのかここもまだ良くわからないところが多い。
ミッチェルMETのARTでは、梨状筋が上部への関連を引き起こすと言われている。ジグザグパターンなのだが。
斜軸形成のピポットを継続させるのも梨状筋である。
梨状筋と腰方形筋の同側パターンとクロスパターンも双方の理論をすり合わせようとするとうまく説明できない。
理論的にこうじゃないかなと思っても臨床と一致しない、まだまだ研究しないとならない。